「守(しゅ)」「破(は)」「離(り)」と言う言葉が好きである。
何度となく会社でも話をしている。
今日はその教えについてのアウトプット。
「守・破・離」とは、能楽を確立した世阿弥の教え。
最初は基本を忠実に守り、次はそれを応用し、最後は型から離れる。
学びの成長過程を表すものである。
「守」
最初の段階では、指導者の教えを確実に守る。
できるだけ多くの話を聞き、理解し、指導者の行動を見習う。
指導者の信条・価値観をも自分のものにする。
「破」
次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、
それを破る行為を試みる。
自分独自の工夫を加え、指導者の教えになかった方法に挑戦する。
「離」
最後の段階では、自分のやり方を確立し、指導者のもとから離れて、
自分自身で学んだ内容を発展させていく。
ビジネスの世界でもこの教えは重要である。
何もわからなければ、先ずは真似ることからはじめる。
自分の師匠となる人を見つけ、とことん教えを請う。
そしてとにかく真似る。
次は学んだ教えの中に、自分の考えを加えていく。
いいものは残し、新たな独自の方式を試行する。
最後は方式の確立である。
確立した独自の方式をもって、師匠から離れる。
これでやっと一人前となる。
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