戦闘機のパイロットの訓練生ふたりが、教官から受けた指示を披露しあった。
ひとりが、「飛行の際のルールを1000個習った」と言い、
もうひとりは、「わたしが教えられたのは3つだけだ」と答えた。
1000個のルールを習ったパイロットは、自分のほうが選択肢が
多いのだと内心喜んだ。
3個の教えを得たパイロットはこう言った。
「してはいけないことを3つ教えられたんだ。あとは自分次第だそうだ」
今、読んでいる本に書かれていた逸話。
かなり深い教えだと思う。
知っておかねばならないルールは、やるべきことだけではない。
やってはいけないことを学ぶ。
そして、あとは「自分で考える。」そこに視点をおく。
実生活でも同じである。
人から教えられたことが、そのことのすべてではない。
それは単なる一部であり、
最終的には自らが自らの方法で磨き上げる。
それがその人の価値へとつながる。
さらにもう一つ引用。
「『決まりきった次のステップ』とは違う一歩を踏み出したとき、
すばらしいことが起きる」
踏みならされた道は、誰でも通ることができる。
でも、予想もしなかった角を曲がり、何か違うことをしようとしたとき、
面白いことが起きる。
なるほど...
誰かの引いたレールの上を歩いていても、
楽しみや喜びは大きくならない。
ありきたりの人生ではなく、
苦しみながらでも、自分の求めるものを手に入れるために生きたほうが、
後から振り返れば、納得のいく人生になるんだろう。
変化を求め、一歩を踏み出す...
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