先日、同世代の友人と話をした。
「昔の技術者といまどきの技術者って、随分違うね」
抽象的な表現である。
その時の会話も含め、主観で新旧技術者の違いを考えてみた。
感じることを列挙しただけなので、すべての技術者にあてはまるものではない。
それではスタート。
・昔の技術者はいかに短いコードで、目的の処理が書けるかを競った。
だからアルゴリズムを覚えた。
今の技術者は動かすことを優先してプログラムを書いている。
だからデザインパターンを学ぶ人が少ない。
・昔の技術者は隣の人をライバルと考え(よい意味で)、
自分の方が少しでも早く、完了できるようにと必死だった。
今の技術者は周りを気にしない。
・昔の技術者は本を購入して技術を習得した。しかも本の値段も高かった。
今の技術者はインターネットで技術サイトを検索して、サンプルを探す。
・昔の技術者は机上でのコーディング、机上でのデバッグに重みをおいた。
今の技術者はマシンでの動作確認に重みをおく。
・昔の技術者は言語仕様の習得を基本とした。
今の技術者はコンポーネントの習得を基本とする。
・昔の技術者はシステム全体を俯瞰した。(システムが小さかったこともある)
今の技術者は担当部のみの理解にとどめる。
・昔の技術者はバグを出した時の落ち込みが大きかった。
今の技術者はさほど表面に表さず、淡々と不具合を改修する。
どうだろう...
でも、昔の技術者だとか、今の技術者だとか、
そんなこと、関係ないよね。
システム環境や開発環境は比べられないし、
覚えなきゃならないことは、現在(いま)のほうが何十倍もある。
でも、昔の技術者が大切にしていたマインド。
そのマインドは引き継がれていかなければならない。
そのために...
これからも古臭い話をしていくよ。
ね!諸君!!
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