子供は親を選べない。
気がついた時には、家族として一緒に生活をしている。
物心がつく前やつき始めの頃。
親から与えられるモノ(愛情、知識、環境、玩具、その他)の影響は大きく、
その子の未来に向かっての、物の見方、考え方の土台ができていく。
母親に幼稚園へ送ってもらった。
知らない子供たちの中に入れられて、不安がいっぱいになった。
教室の中から後ろを振り向く。
そこには母親の笑顔があったことを憶えている。
昼寝をしない子だった。
友達と話をしていて先生に叱られてばかりいた。
幼稚園で毎日飲んでいた飲み物。
それは親に決められた「牛乳」
誰かが美味しそうに飲んでる「マミー」が飲みたくて、
勝手に「マミー」に変えた。
2〜3日後に母親に知られて、「マミー」から「牛乳」に戻された。
なぜ、「マミー」じゃいけなかったのか。
その理由は今でもわからない。
初めて乗ったジェットコースター。
ゆっくりと上がっていく。
停止したかのように思った直後、今度はもの凄い勢いで下り始めた。
何でこんな乗り物があるんだ。
幼稚園の旅行、この時も母親と一緒だった。
小学生になると父親に連れられて、
会社の人達といろんな所へ行った。
山登り、山菜採り、潮干狩り。
バスの中で知らないおじさんに、
「歌を歌ってくれ」と言われたので素直に歌う。
「うまいな〜」と褒められて、内心、喜んだことも憶えている。
そうだ!
この時、「会社って、子供も楽しめるところなんだ」って思ったんだ。
父親の会社の運動会。
ぶっちぎり(?)で走ったあと、父親の背中に乗る。
父親におぶられてゴールした時には、誰かに抜かれていて結果は2位。
速いと思っていた父親の足が、
決して速くないんだと気づいた時はショックだった。
中学生になって陸上を始める。
絶対にこの靴を履けば、「もっと速くなるから」と言って、
その頃では高価だったアディダスのシューズを買ってもらった。
お陰さまでかなり速くなった。
来年の文化祭でギターを弾いて歌う。
そう決めた時は、親に頼みこんで前橋の楽器屋さんでモーリスのギターを買ってもらった。
翌年の文化祭では、そのギターを弾きながら歌った。
まだまだたくさんある。
高校生の時のことや卒業後に神奈川県に行っていた時のこと。
数え切れない程の思い出と、両親からもらった数々の愛情。
そんな両親も、今年、「結婚50周年(金婚式)」を迎えた。
おめでとう!
いつも見守ってくれてありがとう。
心から感謝しています。
身体には十分注意して、
いつまでも元気でいてください!
ありがとう!
あなた達の子供として生まれてきて、
本当によかった。
本当に感謝しています!!
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