娘が私に聞いた。
「識者って知ってる?」
「指揮者? 知ってるよ!」
「識者ってのは、読むことや書くことができる人のこと。
識者の反対は非識者で、読むことや書くことができない人のこと」
「そっちの識者か...
(言葉にしなかったが、実は勘違いしてた)」
小学校でユネスコに関する作文を書くらしく、
インターネットで情報を収集したようだ。
下書きがワープロで打ってあったので、
小学生の作文の一部を内緒でシェア。
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(各国の識者率が記されていたが割愛)
一番識者が少ない国は、「ニジェール」
一番識者が多い国は、わが国「日本」と「エストニア」です。
日本は貧しい人がほとんどいないということです。
識者は読むことや書くことができる人。
非識者はその反対で、読むことや書くことができない人。
世界にはそんな非識者が約8億3100万人います。
その中で大人は約7億5900万人です。
その3分の2は女性だそうです。
その人たちは子供の時から働かされて、学校に行けなかったそうです。
現在、6歳から11歳の子供たちも働かされています。
その子達は7200万人だそうです。
ある時、私より小さい9歳の男の子が言ったそうです。
『僕の家はお金なかったし、
お父さん、お母さんも文字が読めません。
「学校へ行きなさい」とも言われませんでした』
もう一人は私と同じくらいの12歳の女の子が言ったそうです。
『「女の子には勉強は必要ない」とういう両親の方針で、
私は学校に行けませんでした。
私は昼間、くず拾いの仕事をしています』
ちなみに男の子はバングラデシュ出身、
女の子はインド出身です。
私はこんな子達を学校に行かせてあげたいと思いました。
あらためて、私はとても幸せなんだと思いました。
私たちのような人より、
本当は、貧しい子たちのほうが偉いのかも知れません。
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世界には多くの貧しい国がある。
学びたくても学校にも行けず、幼いころから家事・仕事を手伝う。
そんな子供たちがたくさんいる。
それに比べ日本はなんと幸せな国なんだろう。
学ぶ意志さえがあれば、その方法はいくらでもある。
未来を築く子供たち...
日本だけでなく世界に目を向け、多くのことを学んでほしい。
そして世界の平和について、しっかりと考えてほしい。
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