3月24日は娘(小学6年生)の卒業式だった。
仕事を優先する性格上、平日に子供のイベントに参加したことがない。
今回は娘の成長をビデオではなくリアルタイムに感じたく、
小学校最後のイベントである卒業式に参加した。
ついこの間小学校に入学したばかり。
親からすれば、本当に「ついこの間」である。
それがもう卒業するという。
時が流れるのは早く、子供の成長も早い。
非常に寒い体育館の中、式の開始を待つ。
スクリーンには一年生の時から順に、数々の思い出が映し出されている。
幼い。小さい...
そして、その中でも一際小さいのが我が娘だった。
開式の時間となり、卒業生が入場してくる。
親が一斉にビデオを回し、デジカメのシャッターをきる。
この日のために新調した服なのだろう。
やや大きめの服に身を包み、
恥ずかしさと嬉しさとを顔の表情と動作とで表現していた。
卒業証書の授与が始まる。
校長より卒業証書を受け取り、一礼をする。
自分の席に戻る頃には、緊張していた顔がホッとした顔に変わっている。
名前を呼ばれてから卒業証書を受け取るまでのわずかな時間。
このとき保護者は、わが子の成長と小学生の終りを
あらためて感じるのだろう。
祝辞や挨拶も終わり、滞りなく式が終了する。
卒業生、教師、保護者の目には涙が浮かんでいる...
場面は校庭にかわる。
まるで写真撮影会場のようだ。
誰もが開放感に満ちあふれ、素晴らしい笑顔を見せている。
親に写真を撮ってもらう。
そして親からデジカメを奪い、自ら友達たちと写真を撮りあっている。
子供たちはこの日を最初の区切りとし、
次のステップに上がっていく。
子供たちには無限の可能性が秘められ、
未来への扉はこれからますます開かれていく。
親として、大人として、
子供たちの可能性をこれからも応援していきたい。
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