自分は趣味で将棋を指します。
なので今日は将棋の話題から・・・。
日本将棋連盟がプロの公式戦のデータを取り続けて40年余りになるが、毎年先手の勝率が高いという状況が続いていた。
このことからもわかるように将棋は先手が有利なゲームだ。
だが昨年度、統計を取り始めて以来初めて後手が先手の勝率を上回った。(確か後手が先手の勝数を12上回った)
将棋を指している人なら分かると思うが、これはすごいことだと思う。
初めて聞いた時は本当に驚いた。
一方、囲碁においても先手が有利なゲームなので、囲碁の場合は後手にハンデが与えられることになっている。
これにならって将棋においても後手にハンデを与えるべきではという議論がなされてきたが、なかなか先後平等になる方法がなく今に至るが、昨年度の状況を見れば、しばらくはこの議論も落ち着くのではと思う。
ただ、この結果は実は後手が有利だったとか先後平等だったとかいうものではなく、ずっと苦戦してきた後手番の作戦が熱心に研究されてきた結果だと思う。
長い歴史のある将棋だが、次々に新しい手や作戦が出てくる。
81マスの限られた空間に無限大の可能性が隠されている。
何度やっても解らない・・・だから将棋は面白い。
by Y